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長期の海外旅行保険について

image_information_insurance.jpg

HP内のINFOMATIONからの転載になるが、
グーグル検索などに引っかかる方もいらっしゃると思うのでブログでもあげておこうと思う。
実際のところ、長期旅行者にとって保険をどこでどの程度かけるかは悩ましいところなのである。
その割にあまり旅行者の実体験の情報がない。
こういう情報はなるべくインターネットに流しておくべきだろう。

2009年5月の調査結果である。

長期の海外旅行保険について


まずは「自転車での長期旅行」というある種ムボーな行為に対して
保険が適用されるかどうかだが、まともな海外旅行保険なら大丈夫のはずである。
(除外されるのはスカイスポーツや自動車、モーターバイクがらみの案件である)
僕は契約見積もりを出す際に問い合わせて確認したが、こういった事は前提条件なので確認しておいた方がいい。

次なるポイントは以下の2点。

   ・1年以上の契約が可能
   ・現地から契約期間の更新が可能


期間は半年までなら有名なAIUでも取り扱ってくれるが、それ以上となると保険会社はかなり限定される。
自分が調べたところ、表向きは以下の2社が1年以上の長期間に対応しており、現地からの契約更新も可能。
(後述するが三井住友は1回のみ可能)

   ・日本興亜損保
   ・三井住友海上


こちらのサイトから金額を調べられる。
表向きは、と言うのは、保険会社に直接頼んだら対応してくれる可能性がある(JIでやっているらしい)のと、
保険代理店を仲介する方法がある。
前者は面倒くさい割にイレギュラーな契約は対応がまどろっこしそうなのでパス。
後者は代理店選びが難しい、というか判断できるほど保険業界に明るくないので僕はやらない。
旅行中に代理店がつぶれたら死ぬほど面倒くさそうだ。ということでこちらも除外する。

【参考】保険代理店の長所・短所
【参考】とある代理店の見積もりページ


こちらのサイトも海外保険について詳しく書かれていて保険代理店を推奨しているが、
情報に抜けがありそうで(それはこのページも同じだが)僕はあまりアテにしなかった。やはり自分で調べないと。
【参考】海外旅行傷害保険節約研究所




興亜損保・三井住友 2社の比較


まず注意しておきたいのが、保険期間延長が可能かどうかである。
結論から言うと日本興亜は10回まで延長可能。
三井住友は延長できる回数が1回で、当初の保険期間の2倍以上となる延長はできない。
(ちなみに、逆に早く帰国して保険期間が短縮された場合は、どちらも開始から1年までは1ヶ月や3ヶ月区切り、
 1年以上経過していた場合は日割りで料金が返ってくるのであまり気にすることはない)

旅行期間は3~4年と見ているがこんなに長く旅行するのは初めてなので
期間的に足りるのか、資金がどの程度のペースで減っていくのか正確なところは分からない。
石田裕輔さんや他の自転車乗りのようにどこかでしばらく働いたりするかもしれないし、
もしかしたら5~6年かかってしまうかもしれない。

海外旅行保険は「出発前に、出発日から帰国日まで加入する」のが前提である。
最初の1年間だけでいいやとか、旅行中に危険な国に行くから入りたいというのは原則無理なのだ。
(前者は保険期限切れという形で可能かもしれないが)


というわけで延長回数最大10回の興亜に決めた。
保険内容に関してはパッと見はあまり変わらないのと、
キャッシュレスメディカルサービス(現金ナシで治療可能)が可能な提携病院が
興亜は68都市163病院で中南米(の首都)でもカバーしているのに対し、
三井住友は総数が書いていないが少なくとも中南米では提携先がない。
そんなにアテにしてないが、多いに越したことはない。

下記条件で見積もりを比較すると以下のような形になった。

   ・期間4年間
   ・傷害100万
   ・治療救援300万
   ・疾病死亡100万
   ・賠償責任1億
   ・携行品30万
   
   興亜損保 329,760 円
   三井住友 347,120 円


ここでも興亜損保が一枚上手である。
どういう仕組みで金額に差が生じているのかよくわからないのが不安だ。
が、まあ破格というわけでもないし、素直に興亜損保のセンで動くことにする。



僕が入った保険内容の詳細


保険の詳細はあらかじめ用意されているセットでなく、フリープランで話を進める。
自分の保険をかける基準は以下のとおり。

  ・独身だし事故で死んだらそれも運命と思うが、最低限の遺体輸送費と葬式代として100万円くらいはカバーしとこう
  ・怪我と病気は、確率で言えば車にはねられるケースが一番高いと判断。300万あれば当座はなんとかなるだろう
  ・賠償責任や後遺障害やらは年間3000円くらいなのでつけておこう
  ・携行品は強盗に身ぐるみはがされても何とかなる程度はカバーしよう。破損やら盗難やらでどの道使うだろうし

という具合。

保険に入らないリスキイな自転車乗りや旅行者もいるが、
「親族に迷惑かけるのはまずい」「事故って病院送りになって気がついたら借金まみれなのは避けたい」
「自転車なら携行品保険はまず使う」という判断から保険には入る。
(ペルーで強盗に遭ったというその筋では有名な石田ゆうすけさんは長期間だから保険には入っていなかったと読んだ覚えがあるが、
 そのときのさんざんな顛末を読んだ限りでは結果的に入っていたほうが楽だったように思える)

自分が入った海外保険プランは下記のとおり。クレジットカード付帯保険については後述する。

   ■日本興亜損保の長期海外保険オーダーメイドプラン
   
   期間:4年間 (4年より早く帰国したら日割りで返金)(期間延長は最大10回まで可能)
   
   治療救援費用300万(276,740円)※1回のケガ・病気の限度額で、回数は無制限
   傷害死亡100万(2,200円)
   疾病死亡100万(3,570円)
   賠償責任1億(2,200円)
   携行品70万(1事故/期間中の限度)(105,130円)
   
   【オプション】
   航空機寄託手荷物遅延特約10万+航空機遅延2万(2,700円)
   緊急一時帰国費用特約 → 入らない(0円)
   傷害後後遺障害特約500万(4,300円)
   
   保険料(掛金) ⇒ 396,840円(2年以上長期割引5%適用済)




そのほか、書いている内容と重なるものもあるが
僕が電話で興亜損保の担当者に問い合わせた内容を記述しておく。

   ・旅行期間が保険期間より早く終わった場合、料金の払い戻しはあるのか
   →ある。旅行開始から1年未満なら1ヶ月単位、1年以上なら日割りで換算されて返金される。
   ・旅行期間が延長する場合、渡航先からの保険期間延長は可能か
   →可能。メールや電話で連絡するほか、日本の親族から延長を依頼することもできる。
   ・携行品損害で自転車は適用されるか
   →適用される。
   ・携行品損害で借り物に対しては適用されないとあるが、親族から譲渡されたカメラは適用されるか
   →適用される。これに関しては(保険会社としては)判断が難しいところだが自己申告制と思ってほしい。
   ・携行品損害の保険金額は旅行期間の合計とあるが、
    強盗などで身の回りの物を大量に盗まれて保険を適用した場合、
    いったん保険を解除して新たに入りなおすことは可能か
   →いったん解除すれば可能。ただし一度帰国する必要がある。
   ・オプションの「緊急一時帰国費用特約」は、現地で盗難や重大な怪我・病気に罹った場合
    日本までの帰国にかかる交通費と再出発にかかる交通費に対して支払われるのか?
   →違う。旅行中、二親等以内の親族に不幸があった場合に緊急帰国するまでの交通費と
    再出発するまでの交通費に適用される。
    強盗や病気などのトラブルで帰国する場合は適用されない。
    (僕の場合はもし親族の誰かが亡くなった場合でも
     仕切ってくれる人間が他にいるので入らなかった)
   ・スタンダードプランはオーダーメイドできないのか
   →見積もりの際に申し出てくれれば可能。例えば携行品の額は最大100万まで対応できる。
   ・2年以上契約の際の5%割引はインターネット上で表示されている金額から減額されるのか
   →違う。インターネット上で表示されている金額はすでに減額された数字となっている。




さて、ここからは自転車乗りにとってもっとも使用頻度の高い携行品保険について解説する。
ポリスレポート発行などの手続きを面倒がって使わない人もいるが、破損箇所を写真に収めるだけで申請できる場合もある。
(AIU、モンベルのアウトドア保険でそれぞれサイドバッグの穴をふさぐ修理代を申請できた)



携行品保険について


インターネット上では携行品は30万までとなっているが興亜損保に問い合わせれば
100万までカバーできる(無論保険料は上がる)。これはおそらく三井住友も同じだろう。
自分のホームページを元にざっと装備の合計金額をカウントしてみたところ、
自転車が約40万(これを書いている今はまだ完成してない)に装備が626,028円と出た。高ぇー。
まあそれはともかく、南米で身ぐるみはがされたとして70万円おりれば何とかなるんじゃないだろうか。
携行品保険は10万アップするごとに保険料は約15,000円ずつアップしていく(4年間の場合。年間だと4,000円くらいか?)ので、
このあたりが落としどころと判断した。

携行品保険についてさらに詳しく解説する。
下記の条件は携行品保険の一般的な制約のようだ。少なくとも自分の経験だとAIU、モンベルアウトドア保険、日本興亜損保で殆ど同じ。

   ■1.品物1点につき最大で10万円まで支払われる。
   ■2.上記の「70万」というのは保険期間中(旅行中)の上限額で、携行品保険が適用されるたびにその額が70万から引かれていく
   ■3.品物の価値(金額)は購入してから1ヶ月経過するごとに下がっていく。1年でおよそ1割減り、最大で5割くらいまで減額される。


■1.は、10万円を越える高価な品物には10万円までしか出ないということ。
他の2点にも言えることだが、保険金詐欺を回避するための条件だろう。
自転車に関しては合計で「40万円」だが、自転車とはパーツの集合体なので
バラバラに請求できる可能性は高い。
(少なくとも僕はオーダーで頼んでいるので本当にバラバラなものを組み上げてもらっている)
完成車でもコンポーネントはともかくキャリアなどは別扱いだろう。
これに関しては自己申告制だと思う。キャリアはともかく、コンポなどは完成車として申告したらそのように返ってくるだろう。

【参考事例】
自分がAIUでMTBのコンポーネントの破損、ボトルケージの破損、フレームのキズを申請したときは、
MTBは大きなフレームキズが修理(元通りにするのが)不可能だったのでコンポ破損とあわせて完成車価格(11万円)で弁償扱いとなり、
ボトルケージは別で弁償となった。
完成車弁償代の11万円は■1.の制約により10万円となった。
これが完成車価格が40万円だったら明らかに損なので、交渉すれば別扱いで申請できるかもしれない。分からないけど。
ちなみにフレームキズは明らかに運搬時についたものだったので保険が効いたが、通常の磨耗などでは断られるだろう。

■2.は、つまり1回の旅行中に一定額(上記例だと70万)までしか携行品保険を利用できないということだ。
途中で強盗にあって携行品保険で50万円を受け取った場合、また同じように強盗にあったら20万円までしか出ない。
この条件は保険期間を延長して追加の保険金を支払った場合でも変わらない(前述の50万円が再チャージされることはない)。
ただしいったん帰国して保険を解除し、新たに入りなおせば当然それは別の保険契約となる。

■3.は、古い物に対しては保険金が下がるということである。
新品のカメラなら満額近く支給されても、大昔買ったレンズは当時の金額の半分くらいしか支給されない。
これをどう判断するかはやはり保険会社にとって難しいところらしい。
前にAIUで使ったときは領収書の提示や購入履歴となるメール文面を求められたが、
基本的にはよほど不自然でない限りは自己申告制なのだろう。
嘘ついても大して得しないし、詐欺罪に問われたら死ぬほど面倒なので正直に言うのが吉。
(一応僕は旅行前に購入した一連の道具の領収書は殆ど控えてまとめてある)



クレジットカード付帯保険について


結論を言うと通常クレジットカードの付帯保険は旅行開始から90日間が限度。
90日以上の長期旅行では素直に海外旅行保険を頼った方がいい。

「通常」というのはそうでないカードもある。
旅行中にクレジットカードで交通機関を利用した場合、その日から90日間有効となるカードが存在する。
ただ1回の旅行中に何度も有効になるとは思えないので1回しか使えないだろうし、うまく使っても実質180日以下か?
これに関しては後日カードができたらデスクに問い合わせるつもりである。

また、保険金額の上限が合算される「ものがある」。
この条件もクレジットカードごとに違っていて、合算されないものもある。
合算というのは、例えば治療救援費200万のカードを2枚持っていたとして、
最大で400万まで治療救援費をカバーできるということだ。
(1回の手術で400万かかった場合は仕組み上カバーできないが、50万を8回ならカバー可能)
この「合算」についてはネット上で明記されていないケースが殆どなので
直接デスクに問い合わせるしかないが、デスクのお姉ちゃんも分かってなかったりするため
2ちゃんねるの海外旅行板でもさんざん議論(というか罵り合い笑)されている。
とりあえず出発から90日間は治療費などがかなり手厚くなるのでこちらのサイトを参考に3~4枚つくっておいた。



海外での医療費について


自分も調べてから驚いたが、海外での医療費は
当国での健康保険が適用されないのも影響して非常に高くつく場合がある。
救急車が有料(3~5万円)だったりするのはよくある話で、入院費も1日8~25万円と総じて高い。
手術なんかする羽目になったらケタがさらに一つ増えることも。
詳細はJIの海外保険ページで調べられる。
保険会社の書くことだからオーバーには書いているだろうけど、
特に北米や欧州が高く、しょぼい保険ではカバーしきれない可能性がある。
僕の場合はアメリカスタートなのでクレジットカード付帯保険の有効下にできる(出発から90日間有効)ため、
前述のようにカードを何枚か用意しておいた。
アジアや中南米でも現地の物価を考えると高いが、100~200万の保険で何とかカバーできるだろう。

普通の旅行では病院に担ぎ込まれるような事故や事件に遭遇する確率は非常に低いが、
自転車旅行ではカナダやアメリカのハイウェイで車に撥ねられたケースが過去に何件かあり、
JACCのサイトに記録が残っている(全員亡くなられている)。
途上国でも自動車が暴走気味に走ってたりするのでやはり危ない。
乱暴だが確率で出してみると、JACCで登録されている自転車乗り88人中4人が交通事故死している(2009年5月現在)。
走っている距離はまちまちだが、それでも単純換算で4.5パーセント。結構高い……。

   【自分の参考事例1】
     マラウイの市街で夜に坂を上っていたら向かいから二人乗りの自転車(無灯火)が突っ込んできて正面衝突したことがある。
     重い自転車が幸いして怪我はほとんどなかったが、これがバイクだったりすると重傷になる恐れがある。
   
   【自分の参考事例2】
     マラウイの中堅どころの町で熱が出て救急車を呼んでもらい病院に2泊したことがある。
     簡易なベッドで休ませてもらい、解熱剤らしき錠剤を2粒処方されたが、
     そのときは救急車・入院費・薬代ともにタダでいいと言われた。
     特に何か治療してもらったわけではなかったが、これが普通の事だったのかドクターの良心によるものなのかは分からない。


上記の2件はわずか1ヶ月の旅行で発生したトラブル。やはり自分は保険をかけておく方がベターだと思う。


参考までに各国の医療費をいくつか抽出して表にした…のだがブログだとHTMLタグをうまく読んでくれないので
見たい方はHP本体からたどってほしい。

また、持病や既往症、歯科、コンタクトレンズは保険適用外となる。
虫歯は悪化すると基本的に自然治癒しないので、長期旅行では極力日本で治してから行くべきかと思う。
次回のニコニコ生放送
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※最新の情報は「二代目ライブドアブログ版」でご確認くださいませ。
「初代FC2ブログ版」について
※「初代FC2ブログ版」は北米アメリカの出発から南米ペルー編までのお話がまとめられています。南米ペルー以降の続きは「二代目ライブドアブログ版」でお楽しみください。なお、「二代目ライブドアブログ版」にも南米ペルー編までのお話が入っています。内容や写真はどちらも同じです。
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someyoung

Author:someyoung
2009年7月15日から
ロサンゼルスより出発
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